wgetのアップデート

wgetのアップデートがportsの中に入っていたので、portupgradeをしておきました。

wget-1.11.4_1 < needs updating (port has 1.12)

ネット上から様々なデータをダウンロードするときに使われるものですので、このようなアップデートはしっかり行っておきたいものです。

nkf のアップデート

FreeBSD で ” nkf ” 関連で二つのアップデートを行いました。

ja-nkf < needs updating (port has 2.1.0,1)
ja-p5-nkf < needs updating (port has 2.1.0,1)

FreeBSD のサーバーでは ja_JP.eucJP を使用しているので、Shift-JIS の Windows のパソコンや ja_JP.UTF-8 へとっくの昔に移行してしまった debian では文字コードの変換が必要となります。

毎日の日記の自動処理に必ず使っているので、この nkf が文字コードの変換に結構役に立っている状況です。

2010年問題

10年前にコンピュータ業界を震撼させたあの2000年問題から既に10年が経過しましたが、私のところでは2010年問題がやってきました。

文字通り年号の2010年が問題なのです。

サーバーなどで毎日の日記の自動処理のスクリプトに ” 200* ” のように2000年から2009年までの年号を調べだして、その部分から日記データを改変するものなのですが、2010年になってこのスクリプトが適応しなくなってエラーが続発していました。

これは元旦から症状が出ていたので、新年早々のお仕事でした。無数にスクリプトを書き散らしていたのでスクリプトからスクリプトを呼び出すなど関連性を含めて調べて対策するのに時間がかかりました。

そして毎日の日記を一か月分(2010年1月分)をまとめるスクリプトを今年になって初めて動かすとやはりエラーの連続と変な改変を行ったデータがごっそり出来上がってしまいました。

元旦のときのスクリプトはエラーが発生した場合にはたまたま処理をせず抜け出す形に出来上がっていましたが、今回のものはそうではありませんでした。

ここで教訓。
エラーが発生した場合には処理を中断するようにスクリプトを書こう!ということでした。

Twitter はマルチまがい商法か?

ほんの一週間ほどですが Twitter (ツイッター)を試してみました。そしてもうアカウントを削除して終了しました。

はっきり言って私には向いていないシステムのように感じました。私にとっては面白くないのです。嬉々として行っている人たちも全世界に多くいらっしゃるようなので、決して悪いものではないのでしょう。

「つぶやき」として140文字で表現をすることがとても苦痛なのです。いくつものツイートに分割して記述することも出来ないことはありませんが、こんな面倒なことをするなら普通のブログや掲示板に書いたほうがよっぽどすっきりするからです。

このように文字数を制限しながら、緩やかに人の輪をつなげてゆくシステムのようですが、ここで困ったことは人の輪を増やそうと一生懸命になっている人たちがいることです。

私の主観ですがマルチまがい商法に洗脳されている人たちのようにも見えてくるのです。それも「フォローしたり、されたりする人が増えると面白くなるから・・・」という常套句を言うのです。これもマルチまがい商法で見られるねずみ講(無限連鎖)にそっくりな感じです。金銭的な損失はないせよ、同じように何の根拠もなく人が増えれば面白くなると発言する人の気持ちが知れません。

ただこの人が増えることで喜ぶ人たちがいるのも確かです。それは Twiiter を運営している人たちです。多くの人を集めることによって広告料収入が増加して行くことは確かです。うがった見方をすれば、この「人を誘えよ!増やせよ!」という上手い仕組みづくりを Twitter は作り上げたのではないのかと思っています。(これはあくまでも私の論拠のない主観ですよ)

人間の原動力は”おもしろい”という点にかかっていると思っています。この”おもしろい”が知らない間に人を集めることが”おもしろい”にすり替えられてはならないのです。

(少人数な)現状で面白くないからと言って、人を増やせば面白くなるという確証はどこにもありません。

一人でも少人数でも面白いから、みんなに広めて行こうとするのが健全なあり方だと思っています。

mysql関連のアップデート

debian lenny の mysql 関連のアップデートがありました。

squeeze が stable に近づいていますがこうして丹念にアップデートが行われていることに感心しています。

sarge や etch のときは早くからtestingのレベルものに移行して使用していましたが、このlenny ではアプリケーションソフトの古さに特に不満もなく使用しつづけられています。何だか妙な愛着感を感じるこのごろです。

Debian Lenny のアップデート

カーネルとOpenOffice.orgのアップデートがやっていました。

OpenOffice関係のファイルが大きいので今回のアップデートは時間がかかっています。今回のダウンロードサイズは140MBほどあるようです。サーバーも負荷が高いようで、ダウンロード率も低めの200KB/s前後でした。

Debianをインストールしてあるパソコンが複数台あるので、アップデートに掛かる時間が大変です。

単なるアップデートなのでOpenOfficeを起動させも変化は見当たりませんでした。

screenのアップデート

screen-4.0.3_6 から screen-4.0.3_7 へportupgradeしました。

カーネルのビルドなど長時間のログインの必要なサーバーメンテナンスでは絶対必要なソフトですので、きっちりアップデートをしておきました。

本当は趣味で保存しているmmx-200MHzクラスのCPUを搭載したパソコンを稼働させたとき、通常のXがろくに動かないため、konとこのscreenでw3m上に表示されるウェブテキストを見るときに使うときにありがたみを感じています。

tm-serverのアップデート

久しぶりにtm-serverのアップデートのご注文をいただきました。個人事業主さんのところでしっかり働いているマシンですが、セキュリティーアップデートなどいろいろ行っていないと問題があるため、ときどき営業のメールをお送りするのですが、この不景気なご時世なのでなかなかご注文がありません。ようやく年末年始の売上金の回収が出来て余裕が出来たということでご注文をいただきました。

通常のカーネルアップグレードの他、インストール済みのアプリケーションをportupgradeで順次アップデートするだけで終了するはずだったのですが、意外なところでつまずいてしまいました。他の人のお役に立てばと思ってどのように対策をしたのかも紹介します。

perl5.8(5.8.9_1) から perl5.10(5.10.1) へのアップグレードで転んでしまいました。

/usr/ports/UPDATEの中にアップグレードの方法が記載されているのですが、ビルドを開始するとすぐにエラーとなって終了する状態となっていました。

こんなときにはすっきりとpkg_deleteでperl5.8をアンインストールして新しいperl5.10を新規にインストールする手段を選びました。

# pkg_delete -f perl-5.8.9_1
# portupgrade -N lang/perl5.10

以上で新しいperl5.10.1がインストールされました。

このままではperl-5.8.9_1に関連付けされたportsが途切れたままとなっているので”pkgdb -F”で関連付けを修復しておきました。よくあるいくつもの候補から選ぶのはなく、コマンドを発行したあとは自動で処理をしてくれました。

この後perlに関連したものを再インストールしておきます。が、いろいろと心配なのですべてのインストール済みのportsを再インストールしておきました。tm-serverで215個のportsがありました。

# portupgrade -af

サーバーという性質のものですので、ユーザーのアクセスが少なくなる時間帯を見計らっての作業となるのが辛いところです。
カーネルなどは事前にビルドしておいて深夜12時を回ったところで速攻でインストールとリブートを行い入れ替えました。
上記のportsも順次作業を行いました。

ハードディスク不良の例 ( Drive Fitness Test )

ハードディスクの不良は様々な現象として顕れてきますが、テストツールを使って発見した時の様子を紹介します。

これはHGST社の”Drive Fitness Test”を使ってのものです。

試験を開始してしばらくすると試験が終了したらこんな赤い画面が現れます。不良箇所を表示しています。


ここでこの不良箇所だけをとりあえず修復を試みるか?ハードディスク全体をローレベル・フォーマットしてディスクの領域全体の再生を試みるか?を選択するようになります。

不良箇所が出来るということは一つの原因としてディスク表面の磁気パターンが弱くなる?乱れる?のような状態になっていると思われますので、ディスク全体の磁気パターンを描きなおすローレベル・フォーマットを試みました。


運がよければディスク表面の磁気パターンが再生されて再び使用できるようになります。このとき不良箇所もなくなってしまいます。

しかしこのローレベルフォーマットが正しく完了しないと二度と使いものにならなくなってしまいます。このツールがハードディスクのどこかに不良であることを示す情報を書き込みようで、ローレベル・フォーマット自体を拒むようになってしまいます。


このことからローレベル・フォーマットはハードディスクの生き死にを賭けたものだと考えて行ってください。

以上はハードディスクの異常の一例です。全てのハードディスクがこのようになるか解りません。

ハードディスクのお引越し ThinkPad A30


いつもご愛顧いただいているお客様の依頼でThinkPad A30のハードディスクの交換を行いました。広島市内のお客様なので直接パソコンの持ち込みでした。

最近パソコンが立ち上がらないことがあるということで、ハードディスクの異常ではないかと心配して、ハードディスクの交換を依頼してくださいました。もう古いハードディスクなので寿命がいつ来てもおかしくはないと思っています。

現在の30GBから新しく購入したHGSTの80GBへの交換です。作業手数料の他にハードディスクの新品購入代金を合わせておよそ16,000円での作業となりました。

環境をそのまま引越しですので時間は掛かりましたがとても簡単でした。ハードディスクのデータ転送専用に用意しているパソコンに繋いで古いハードディスクから新しいハードディスクへデータを転送するだけです。”dd” コマンドでハードディスクの内容をすっかりコピーした後、”GParted” で領域を調整しました。


そのまんまの形で立ち上がるので本当にハードディスクを交換したの?とプチ疑惑(笑)。
ちゃんとハードディスクのプロパティを見ていただいて80GBのハードディスクの存在を確認してもらいました。

ついでにBIOSもバージョンアップしておきました。

古いパソコンなのでバッテリーがすっからかんの状態です。IBMのノートパソコンの多くはBIOSを安定して書き込むためにバッテリーが満タンでなければバージョンアップしてくれない仕様となっています。普通は諦めてしまうのですが、お客様の強っての希望ということで、パソコンが起動しなくなるかもしれないという条件でBIOSのバージョンアップを行いました。
なおバージョンアップの方法は安易に真似をされると危険なので秘密です。

古いBIOSバージョンは1.03cで、新しいBIOSバージョンは1.19となりました。

これは古いバージョンのBIOS画面

これは新しいバージョンのBIOS画面