ThinkPad 360CE を入手しました。

古い Intel 80486 時代の ThinkPad を入手しました。ThinkPad 360CE ( 2620-9JF ) です。動作品ということで、いつもより奮発をして落札をしてきました。古い ThinkPad になってくると、修理用に故障した個体を入手するのも苦労するため、動作確認がとれているものを入手するようにしています。

今回入手した ThinkPad 360CE の機種表示部分です。

さて届いた ThinkPad 360CE ですが、電源を投入しても起動しませんでした。液晶パネルには「215」の文字だけが表示されています。おそらくエラー番号「215」ということ予想して調べてみるとメモリ関係のエラーのようです。そこでキーボードの部分を撥ね上げて、フロッピーディスク・ドライブ・パックを取り除いて、メモリカードの様子を観察してみました。

IBM 純正の ThinkPad 8MB Basic IC DRAM Card というメモリカードが刺さっていました。これを抜き去ると本体は起動を開始します。そしてメモリカードを差し込むとエラー 215 となってしまいます。どうもメモリカードか、本体側のコネクタ周辺の故障のようです。手持ちにメモリカードがあれば差し直して、どちらに問題があるのか切り分けられるのですが、それが出来ないのが悔しいところです。

故障していた ThinkPad 8MB Basic IC DRAM Card

メモリカードの問題対策中に気づいたのですが、液晶パネルのネジが二本不足していることに気づきました。ヒンジ部分のネジが欠落しているため、液晶パネルの開閉時にパネルの側面の接合部分が大きく開くようになっていました。当初 3 ミリのネジだと思って差し込んでみましたが、全然締まって行きません。そこで他の残っている部分のネジを抜いて直径をノギスで計測してみると、およそ 2.5 ミリのものでした。そこで手持ちのネジの中から 2.5 ミリのネジを探し回ることとなりました。以前何かのパソコン用品(おそらく CD-ROM ドライブ)を分解したときに取り外して保存していたネジが運良く適合することができて、無事ネジを取り付けることができました。
しかし本機のインターネット・オークションのページを確認すると、何と!ネジがちゃんとあるではありませんか?ちょうど目隠しシール(黒丸のシール)が剥がされていて、プラスネジの頭が見えているではありませんか? 明らかに出品用の写真を撮影した後に抜き去った模様です。

何故か右側のヒンジ部分のネジ二本が抜き取られていました。
代替のネジで対応しました。

上記のように、なかなか動作確認に入ることが出来ませんでしたが、とりあえず液晶パネルには縦や横のライン抜けなどはなく、ハードディスクも騒音はひどいものですが辛うじて動作していました。

フロッピーディスクへインストールしてある MS-DOS を起動して、プラネックスの FNW-3600TX の有線 LAN アダプタを使って、自宅サーバー ( FreeBSD ) へ telnet ログインを行ってみました。Pentium 以前のプロセッサである 80486 50MHz でも十分に表示をしてくれました。やはり DOS は GUI で複雑なことはできませんが、telnet の仮想端末などように軽い動作は得意のようです。

ThinkPad 360CE で自宅サーバーへログオンしてみました。
ログオンした後、w3m でネットも閲覧することができます。
ただしテキストだけですが。

これからの事ですが、キーボードなどの本体の掃除を行ったところ、何か所も筐体にひび割れや欠けている部分があるため、これらの修復作業を行おうと思っています。いつものようにエポキシ接着剤で固定をしようと思っています。我が家にある同時代の ThinkPad 365XD もプラスチックの筐体に割れが多く発生しており、やはり修理を必要としています。

何か所も筐体が割れていました。経年劣化が進んでいるようです。

php 5.4.20 へアップグレード

FreeBSD の ports へ php 5.4.20 へのアップグレードが到着していました。

我が家では php 5.4.19 からのアップグレードとなりましたが、 portupgrade で更新を行いました。動作もとりあえず問題が発生していないようでした。

php で動作するソフトウェアは数が多いので直ぐに問題が露にならないこともあるため、すぐに問題ないと断言できないのがもどかしいところです。

Planex GW-US54GD 無線 LAN アダプタ

プラネックス社の無線 LAN アダプタの GW-US54GD をインターネット・オークションで入手しました。

今回入手した Planex GW-US54GD です。

本機(GW-US54GD)の愛称は「電波男」だそうです。この「電波男」は歴としたメーカーの名称です。おそらく掲示板の「2ちゃんねる」で話題となった「電車男」から来たダジャレ系のネーミングのようです(笑)。

ただこの「電波男」と名前を付けるには理由がありました。それはこの USB アダプタ単体で、無線 LAN のアクセスポイントを探し出せる機能を持っているからです。内部に充電池を装備していて、パソコン使用時に充電を行って、単体無線 LAN アクセスポイントを探しだせるようになっています。ただ今回私が入手した個体は充電池がすでに消耗してしまったようで、単体での使用ができませんでした。本当はこの機能はどの程度使用できるものなのか調査したくてインターネット・オークションから競り落としてきただけに、とても残念な気持ちになりました(涙)。

本体側面のスイッチを操作してアクセスポイントを探索できるそうです。

さて気を取り直して、普通の USB タイプの無線 LAN アダプタとしての性能を調べてみました。ノートパソコン(ThinkPad G40)へ装着して無線 LAN チップなどを調べてみました。どうも DyDAS ZD1211B を使用している模様で、Linux のドライバとしては zd1211rw が対応していました。

本機(GW-US54GD)を USB 端子に挿入すると、本体の小さな液晶パネル部分のバックライトが点灯して、充電が停止していることを告げる表示(stop charging)が読み取れました。マニュアルによると Windows 用のドライバとツールをインストールしたマシンにおいて、本体側面のスイッチを入りにすれば充電できるとのことでしたが、残念ながら説明書通りに行っても充電動作となりませんでした。どうも内部の破損か充電池の消耗が原因と考えられます。

本体にある液晶表示部分の様子です。

さて、肝心の通信状況の確認です。本機(GW-US54GD)と同じチップを使用しているバッファローの WLI-U2-KG54L と比較してみました。バッファローの WLI-U2-KG54Lの弊ブログの記事は以下にあります。

Buffalo WLI-U2-KG54L 無線 LAN アダプタ
http://near-unix.blogspot.jp/2013/08/buffalo-wli-u2-kg54l-lan.html 

比較対象として WLI-U2-KG54L を使用してみました。

データ転送速度の計測はいつもの手法と同じ方法です。およそ 100MB の単一ファイルを FTP ダウンロードした時の転送速度を三回計測して平均値で割り出すものです。なお無線 LAN アクセスポイントには DD-WRT 化した LINKSYS WRT150N  を使用して、ノートパソコンには ThinkPad G40 に Puppy Linux Precise-5.5.0 を使用しました。

測定結果
GW-US54GD  2,723 KB/s ( 21,784 Kbps )
WLI-U2-KG54L 2,743 KB/s ( 21,944 Kbps )

本体には LED ランプが無いため、通信中も光ものがありません。

ほぼ同じ転送速度が得られました。同じチップを使用しているので、同じ結果になるのも頷けます。

ちなみにデータ転送中の速度グラフを WRT150N の DD-WRT のモニタで観察してみました。GW-US65GD も WLI-U2-KG54L も同じようなグラフとなりました。何故か点灯途中で一度データ転送が途切れる現象も一致しています。アクセスポイントの探索機能がおまけとして付いている GW-US54GD の方が何かと不利な条件となりそうだと予想していただけに意外な結果でもありました。比較的安定して高速な通信を行う GW-US54GD は WLI-U2-KG54L と同様にお奨めの USB タイプの無線 LAN アダプタだと思いました。

GW-US54GD の転送速度グラフ
WLI-U2-KG54L の転送速度グラフ

3Com 3CCFE574BT 有線 LAN アダプタ

前回の記事の 3Com 3CXE589ET に引き続き、3Com Megahertz の有線 LAN アダプタの 3CCFE574BT の紹介です。

3Com 3CCFE574BT です。

本機(3CCFE574BT)は 10BASE-T と 100BASE-TX の二つの通信速度を持っている PCMCIA カードです。外観は、通常よく見かけるカプラーケーブルによってイーサネット・ケーブルと接続する方式のものです。

ただ興味深いのは、カプラーケーブルのコネクタの位置で、写真のように XJack コネクタを備えた 3CXE589ET と同じ場所に設置してあります。これは 3Com 社の一種の規格のようなものでしょうか? 表面のペイントなども含めて、製品群に統一感を感じます。

カプラーケーブルのコネクタの位置が、他機種とほぼ同じ位置にあります。

そして 10BASE-T と 100BASE-TX のどちらで通信しているかを示す LED ランプがカプラーケーブルのプラグの端面に二個備え付けられています。写真のように通信速度表示に対応する LED ランプが点灯するようになっています。ただ実際にデータを通信しているときも常時点灯をしたままで、通信中であることを示すように点滅を繰り返すことはしません。これも XJack 方式の 3CXE589ET と同様のようです。

10BASE-T で通信中の様子です。
100BASE-TX で通信中の様子です。

そして Linux でのドライバは 3c574_cs となっていました。手に入れた本機(3CCFE574BT)は、問題なく通信を行うことができました。

XJack 方式の 3CXE589ET のようにコネクタの出し入れが出来るなどの特徴はありませんが、普通の PCMCIA 方式のイーサネット・カードとして使用するには使いやすい製品だと思いました。

3Com 3CXE589ET 有線 LAN アダプタ

今日は 3Com Megahertz 3CXE589ET 有線 LAN アダプタの紹介です。この有線 LAN アダプタは数ヶ月前に入手していたものですが、その後紹介をし忘れていたもので、今回紹介することとしました。

3Com 3CXE589ET の外観です。

3Com 社の PC カードは一つの大きな特徴があります。それは飛び出し式のコネクタ(XJack:エックスジャック)を装備していることです。すべての製品で飛び出し式のコネクタ(XJack)を装備している訳ではありませんが、一部の製品でコネクタや無線 LAN のアンテナが飛び出す仕組み(ギミック)を採用しています。この飛び出すコネクタの印象がとても強いために、3Com と聞くとどうしても「飛び出す・・・」という記憶が蘇ってしまうようです。この構造は、どうもノートパソコンの PC カード・スロットへ差し込んだまま持ち歩く時などに便利なように配慮されたもののようです。ただ私のように趣味で PC カードなどを収集している者にとっては、とても楽しい?遊び道具となっています(笑)。

本機(3CXE589ET)も飛び出すコネクタ(XJack)を採用した製品となっています。コネクタを飛び出させるには、コネクタの頭部を一度押し込んだとき内部の爪が外れて、内部のスプリングによって押し出される構造となっています。また収納するのも一度奥深くまでコネクタの頭部を押し込むことによって爪が掛かり、収納出来るようになっています。いわゆるノック式ボールペンの構造です。

XJack コネクタの収納時の様子です。
XJack コネクタの突出時の様子です。

本機(3CXE589ET)は 16 ビットバスの PCMCIA カードとなっていて、10BASE-T のイーサネット通信をするようになっています。Linux のドライバは 3c589_cs が対応しています。通信も特にくせのある通信をするものではなく、普通の有線 LAN アダプタとして使用することができます。

通信が開始出来るようになると、本体側面のコネクタの脇にある LED ランプが点灯するようになっています。通信によって点滅を繰り返すタイプではなく、常時点灯したままとなっています。

ThinkPad G40 に装着して通信時の様子です。
LED ランプが常時点灯したままとなっています。

電気的な性能などは問題はないのですが、操作性で問題が発生するときがあります。それは PC カード・スロットがノートパソコンの手前にある機種の場合です。写真の ThinkPad 240 のように、手前に PC カード・スロットが備わっている機種の場合、飛び出し式のコネクタ(XJack)に差し込んだイーサネット・ケーブルがパソコンのキーボードを操作する手に干渉してしまうのです。もちろん手がイーサネット・ケーブルに強く接触した場合、コネクタからイーサネット・ケーブルが抜けたり、最悪の場合コネクタ部分を破損してしまう可能性があります。そのため、PC カード・スロットが後部にある機種での使用をおすすめします。また使用するイーサネット・ケーブルは、写真のような薄いリボン式のもの方が飛び出し式のコネクタ(XJack)に無理な力を加えないのでお奨めです。

ThinkPad 240 のように手前にカードを装着する場合、取扱いに注意が必要です。

iceweasel 24.0 へアップグレード

mozilla.debian.net へ iceweasel 24.0 のアップグレードが到着していました。

いつものようにアップデート・マネージャで更新を行いました。日本語パックも正常にインストールされたようで、無事日本語表記で新しい iceweasel 24.0 が立ち上がりました。最近は問題なくアップグレードが進ので助かります。

NETGEAR GA511 有線 LAN アダプタを入手

ネットギア社のカードバス対応の有線 LAN アダプタ GA511 をインターネット・オークションで入手しました。私にとっては今回初の 1000 Mbps 対応の PC カードとなります。

1000 Mbps の PC カードは、すでにノートパソコン本体に有線 LAN が標準で装備されるようになってからの製品ということもあって、入手する人も少なかったようです。そのためインターネット・オークション市場でも 100 Mbps の製品と比較すると圧倒的に数量が少なく、比較的高めの価格で取引が行われているようです。私は運良く安価にて入手することが出来て幸運でした。

GA511 の特徴はもちろん 1000 Mbps の 1000BASE-T に対応した製品となっています。内部のチップには Realtek Semiconductor の RTL-8169 が使用されているようです。Linux での対応ドライバは r8169 となっていました。

早速ノートパソコン(ThinkPad G40)へ装着して動作確認をしてみました。1000 Mbps で接続しているときには、接続状態を示す LED ランプが緑色に点灯して、100 Mbps で接続する時にはオレンジ色に点灯していました。

1000 Mbps の有線 LAN アダプタなので、 FTP のデータ転送によるダウンロード速度の測定を行ってみました。いつものように、およそ 100MB の単一ファイルのダウンロード速度を三回測定した平均値で求めました。

しかし1000 Mbps のアダプタは他に所有していないこともあり、比較対象が見当たりません。そこで CardBus 対応の PCI 拡張カードを備えているデスクトップパソコンでデータの転送速度の比較を行ってみました。参考までにデスクトップパソコンのマザーボードは INTEL D865GBF です。そして比較対象の有線 LAN アダプタは、オンボードの INTEL 82562EZ (100Mbps) と PCI カードの INTEL 82541PI (1000 Mbps) を使用しました。

以下は結果です。

NETGEAR G511 (1000 Mbps) 50,353 KB/s(402,824 Kbps)
INTEL 82541PI (1000 Mbps) 88,732 KB/s(709,856 Kbps)
INTEL 82562EZ (100 Mbps) 11,379 KB/s(91,032 Kbps)

FTP 転送のような連続的な転送速度は、普通の PCI 接続の有線 LAN アダプタのおよそ6割の成績を叩き出しました。意外なほどの好結果でした。しかし PC カード本体がかなりの発熱のため、放熱の配慮も必要かと思われました。総評として私のように IBM 時代の古い ThinkPad を収集している者としては持て余すほどの性能のように思われました。