AfterBurner (SpeedBooster) で遅くなる現象は

先日 DD-WRT 化した LINLSYS WRT54GS において AfterBurner ( SpeedBooster ) でデータ転送が遅くなることについてネット上で情報を少し調べてみました。

結局 AfterBurner について高速化の技術方法や原理がよく分かりませんでした。この技術をBroadcom 社が2004年3月に発表したことを伝える記事はありましたが、どのような方法で高速化を実現しているのかが不明でした。

やっと WIKIPEDIA 上に 125 High Speed Mode と紹介されている記事を見つけることが出来るだけでした。

この内容を要約すれば 802.11g ( 54Mbps ) 通信上でフレームバースト( frame burst )技術とデータ圧縮技術で実現するものとなっています。

無線LAN機器を販売する各メーカーの名称としては LINKSYS 社の SpeedBooster の他、Buffalo 社の Turbo G などがあるようです。ここで注意点としては Atheros 社の Super-G や Buffalo 社のフレームバースト EX とは異なった技術のようです。(※1)

結局判明したしたことは以上のことだけでした。

データ転送試験を行った条件はおよそ 100MByte のバイナリデータを ftp 転送で速度を測定したわけですが、上記のように圧縮技術でデータの高速化を目指している部分において、バイナリデータの圧縮が上手く行かずデータの高速化ではなく、逆にデータ転送が遅くなったようです。

おそらくデータの圧縮効果が現れるテキストデータの転送だと高速化が図られたものと想像できます。

そしてこの Afterburner はソフトウェアによって実現しているということなので、特別なハードウェアでデータの圧縮を行っていないようです。そのため AfterBurner がもともと実装されていない無線LAN機器でも AfterBurner を動作させることが可能なようです。
LINKSYS 社の SpeedBooster ( AfterBurner ) の搭載機種( WRT54GS )と非搭載機種( WRT54G )の違いはこの SpeedBooster のソフトウェアの有無の違いのようです。このソフトウェアをインストールして動作させるためにフラッシュメモリや RAM が SpeedBooster 搭載機に多めに搭載されているようです。しかしその他の部分はハードウェアの違いはないようです。
参考ページ WIKIPEDIA Linksys WRT54G series

※1
バッファロー社のフレームバースト EX はデータの圧縮を行っていない高速化技術ということでバイナリデータも高速化が図れるそうです。なんとなく AfterBurner と互換技術のように思っていましたが、互換性のないバッファロー社独自技術のようです。

結局 AfterBurner の有効性についてはウェブサイトを次々と観てまわるときにはある程度はデータ転送速度の向上が見込めるようです。しかし写真などが多いウェブページを観たり、ISO データなどをダウンロードする場合には不利になるようです。
AfterBurner を稼動させない状況でウェブページを観て回る上で表示速度に不満がなければ、AfterBurner を稼動させる必要性もないようです。私は AfterBurner を無効( disable )としておくこととしました。また参考として DD-WRT でも初期値( default )は無効となっていました。

永久保証って信じていいの


何気なく棚を整理していたところ、写真の有線LANカード(RTL8029チップ仕様)のパッケージ(元箱)を発見しました。

誇らしげに「Windows95対応」と書いてあることから1995年ごろの製品だと思われます。

この箱には2点の興味深いことが書かれています。

一つ目は、この製品が有線LANカードの販売を目的としたものではなく、LANケーブルの販促ために作られた(パッケージされた)製品であることです。この箱にはどのような有線LANカードが入っているのかほとんど記載がなく、側面に □ ISAバス版 と □ PCIバス版 の表記があり、PCIバス版の方にチェックが入っていて、PCIバスの製品であることが判るだけのシンプルなものです。


これは10数年前に普通の家電量販店で購入したもので、当時はとびきり安価なものだったので飛びついて買った記憶があります。確か1万円程度だったと思います。当時はまだまだパソコン用品の価格が高い時代であったので今では千円以下購入出来るものもざらに一万円越えをしていたものです。

わざわざ安価に設定してまで売りたいLANケーブルとは?という疑問も湧いてきます。確かに良質のケーブルであったことに間違いはなく、この有線LANカードはとっくに退役をしてしまいましたが、ケーブルは今でも現役です。10年以上も使用しているものですから、減価償却どころか利子が付きそうな勢いでお買い得な買い物をしたと思っています。

そして第二点目の気になるところは表題にある「永久保証」の文字です。

PLANET 社は名前を変えて現在でも PLANEX COMMUNICATIONS 社として現存しています。

おそらくこの10数年前に購入した有線LANカードも故障することがあればきっと何らかの対応(修理または同等品との交換など)をしてもらえるものと信じています。

もう廃棄しょうかと思っていましたが、何となくこの永久保証が気になって、このまま有線LANカードを持ちつづけて壊れるのを待ってみるのも面白いかもという野望が芽生えてしまいました(笑)。

1. この有線LANカードが壊れてしまうのが早いのか?
2. 有線LANカードを検証するPCIバスをもつパソコンが無くなってしまうのが早いのか?
3. 私の命が尽きるのが早いのか?
4. PLANEX 社が解散してしまうのが早いのか?

あなたはどれだと思いますか。

LINKSYS WRT54GS の DD-WRT化

WRT54GS の DD-WRT 化ですが、基本的に WRT54G と同じということが DD-WRT の公式ウェブサイトにも記載されているので、前回 WRT54G と同様にウェブブラウザの Firefox 上から行いました。(正確には iceweasel)

DD-WRT の公式サイトから V24 preSP2 ( build 13064 ) のファームウェアのダウンロードを行います。以下の3種類をダウンロードしてきました。

1. dd-wrt.v24_mini_generic.bin
2. dd-wrt.v24_std_generic.bin
3. dd-wrt.v24_mega_generic.bin

一番目の mini 版をウェブブラウザでファームウェアアップグレード画面からインストールしました。
問題なくインストールが完了した後、引き続き二番目の std 版をインストールしました。これでウェブブラウザから 192.168.1.1 へアクセスして各種の設定を行いました。

さて三番目にある mega 版はいずれ確認をしてみようと思っています。本 WRT54GS には大容量?のフラッシュメモリが 8MB も載せられているのですから。今回はとりあえず WRT54GS と WRT54G の比較を行いたかったので、同じファームウェアをインストールしておくこととしました。

ここでデータの転送速度の比較などを行ってみることとしました。
テストをするノートパソコンは debian lenny 入りの ThinkPad X22 です。そして無線LANカードは LINKSYS WPC54GS という SpeedBooster 対応を謳っているものを使用しました。


初期値の設定で WPA2-PSK (AES) で行いました。データはおよそ 100MB の1ファイルのダウンロードです。転送方法は ftp で行いました。

結果は両者とも 2,400KB/s 程度の数値が出ました。違いがないようです。

さて WRT54GS の SpeedBooster (AfterBurner) の項目を disable から enable に変更しました。

その結果は何とスピードダウンの 2,200〜2,300KB/s となってしまいました。

一体どうしたことでしょうか?

周囲には多くの無線LANアクセスポイントが立っていることもあり、実験のときに干渉が少ないと思われる 13ch で実験を行ったにも係わらずこの結果でした。

SpeedBooster への期待が大きかっただけに、予想外な結果となってしまいました。

しばらくは SpeedBooster を停止させた状態で使用することとしました。

LINKSYS WRT54GS SpeedBooster


再び無線LANルーターの LINKSYS WRT54GS をヤフオクで入手しました。大きな傷もなく美品の状態でした。嬉しいことに出品者さんが簡単に掃除もなさっていたようなので、いつもの掃除もしないですみました。写真左側が今回入手した WRT54GS で、右側が以前入手していた WRT54G です。

前回はデータ転送高速化技術の SpeedBooster 非対応の WRT54G でしたが、今回は SpeedBooster 対応の WRT54GS です。ハードウェアバージョンは 1.0 となっていて初期のものです。

両者の外観上の違いははっきり言って SpeedBooster のロゴシールの有無程度しかありません。同じ金型のプラスチック筐体で出来ていて、樹脂の色の変更もないようです。


LINKSYS 社の製品は積み上げることも出来るようになっていますが、写真撮影のために載せただけで、今後運用に入ると無線LANのルーターを積み上げることはないと思います。近すぎるアンテナの干渉が気になります。


さて動作確認をかねて WRT54GS の設定を確認してみました。

入っていたファームウェアのバージョンは 2.08.1 でした。
無線部分の設定を確認するとこの機種の特徴となる SpeedBooster の設定がどこにもありません。私は SpeedBooster のオン/オフがあるものだと思っていました。しかしどこを探してもありません。おそらく SpeedBooster は常時オンの状態のままなのだと思います。

そしてセキュリティ関係を確認すると WPA までの対応で WPA2 には対応していませんでした。このままでも AES による暗号化が可能なのでそのまま使用しても実際に使用については問題ないと思っています。

しかし WRT54G で DD-WRT 化を果たしているので、本機も DD-WRT 化することとしました。
DD-WRT については次の項目で紹介します。

Puppy Linux 4.3.1 で無線LANのバグ

何となく発見してしてしまいました。

Puppy Linux 4.3.1 が無線LANの 12ch と 13ch の電波を拾わないことを。

たまたまアクセスポイントのチャンネル変更をしながら電波の干渉状況などを観察していました。

たまたま立ち上げてあった Puppy Linux で動作中の ThinkPad X22 がアクセスポイントを見失ってしまいました。

最初は無線LANカードが壊れてしまったのだと判断して新しいカードに交換しましたが状況が変わりませんでした。braodcom 系のチップのカードだったので、atheros 系のチップの無線LANカードに交換しましたが状況が変わりませんでした。

ここまでくると ThinkPad X22 が壊れてしまったのかと思って、一旦電源を落として再度立ち上げました。このときはもう一つの OS としてインストールされていた debian lenny でした。

この debian lenny では何事もなかったかのように順調に無線LANのアクセスポイントを通信をしています。無線LANカードを交換しても異常は見当たりませんでした。

そこで再度 Puppy Linux で立ち上げるとアクセスポイントを発見できませんでした。

どうも Puppy Linux に問題がありそうだったので、他のパソコンの Puppy Linux を立ち上げて確かめてみると確かにアクセスポイントを発見できません。チャンネルを変更してみると再びアクセスポイントが見えるようになります。いろいろとチャンネルを変更して調べてみると 12ch と 13ch が見えないようです。

11chで見えていた SSID “goose7001” です。しかし 12ch にすると SSID “goose7001” を見失ってしまいました。
端末からコマンドでスキャンをしても目的のアクセスポイントを発見できません。どうも GUI 部分の問題ではなく、基幹部分で問題が発生しているようでした。

英語版 Puppy Linux 5.1 で確かめてみるとちゃんと12ch も 13ch も発見することが出来るので 4.3.1 特有の問題のようです。いずれ日本語版の Puppy Linux 5 系が出てくると思われますので、今更このバグを直すことはないと思いますが、完成度が高く気に入っていたバージョンだっただけに残念な感じでした。

2011-03-23 この問題を対策しました。

Puppy Linux でも日本規格の無線LANへ対応

を参照してください。

Clie PEG-NZ90 のバッテリーが・・・

SONY Clie PEG-NZ90 はデジタルカメラ部分の電池の消費が激しいためか?この手の商品としては手軽にバッテリー交換が出来る構造となっています。

久しぶりに使い始めた NZ90 のバッテリーの消耗がやはり無線LANには厳しいようにも感じていたところ、ふとバッテリーを取り出そうと思いました。予備のバッテリーの様子を見るためです。


なんと蓋を開けてバッテリーを抑えているクラッチの爪を外せばバネの力で飛び出してくるはずのバッテリーが微動さにしません。

蓋の部分をみると筐体もバッテリーが挿入されている部分を中心として膨らんでいるではありませんか?

これは噂のバッテリーの妊娠では。

先の尖ったものを使ってバッテリーへ突き刺すようにしながら少しずつバッテリーの頭を出し、ある程度出たところでペンチで一気に引き出しました。

ご覧のとおりにバッテリーが膨張してしていました。後ろのものは正常なものです。パンパンに膨らんでいるのが判るでしょうか?軽く触ると膨らんだ部分の頂点を軸にして回転をしてしまうので写真を撮るのも一苦労でした。


バッテリーの端面には購入日を示す小さなシールを張り付けており、そこには「2007-01-27」の文字が。これは私特有の習慣で、バッテリーなどの消耗品の使用開始日を書いておくものです。これでどれだけ消耗しているのかの目安にするためでした。

4年近くでこんな状態になってしまうとは。

中は何かのガスが発生して、それが樹脂封しされたバッテリーのパッケージの中に溜まってしまって膨張した感じになっています。

このバッテリーは互換品と呼ばれる製品です。注意書きにショートならぬミュートなどと誤記をするあの国のものでした。

もうすでに純正品のバッテリーの入手が困難であるだけに、このような互換品の品質の悪さは本当に困ってしまいます。

これでも互換品を購入しなければならないのが残念です。

SONY Clie で無線LAN


久しぶりに Clie でネット接続を行いました。

写真は現在所有している Clie PEG-NZ90(左) と PEG-NX70V(右) です。この他 NX70V のカメラなし機種の NX60V があります。

NX70V と NX60V は現在でも外出したときのメモ帳として活躍しています。昔 willcom の携帯電話を経由してメールの受信も最初のころには試みたことがありますが、あまりにレスポンスが悪く、普通の携帯電話でメールをチェックした方が楽ちんで簡単でした。

ここにきて我が家の無線LAN環境の見直しの一環で、もうネット接続をすることはないと思っていたこれらの Clie も無線LAN経由のネットをしてみたくなり、いろいろとやっていたわけです。

もうどれもバッテリーの消耗が激しく、無線LANカードを接続して安定して動作させることができるのは NZ90 だけとなっていました。もちろんクレードルに載せて外部電源を補給しながらであれば、どれだけ長く通信しても大丈夫なのですが、せっかくのハンディー機器をクレードルの上だけで使用するのはちょっと悲しい気持ちです。


さて無線LANでの使用した感想は、もともと大きな重たいページが表示できないこともあり、テキスト中心だと一瞬でデータの転送が終了して画面に表示される感じです。ストレスフリーです。このような小さな機械は動作が遅いものが多いのですが、palm ゆずりの軽快動作でした。

さて無線LANのアクセスポイントとして使用しているのは、あのオーバークロックで苦労した Buffalo WBR2-G54 です。いろいろ設定して動作確認が終了したところで、最後は 802.11b 専用のアクセスポイントとなってしまいました。

セキュリティが WEP しかないので次のような運用をすることとしました。

第一は接続するときにだけアクセスポイントの電源を入れることです。もうこれしかないようです。もう Clie からネット接続で実用的な使い方をすることはないと考えています。機械として操作感を楽しむ?ことを考えています。そのためこの一時的な気持ちに応えるだけの接続時間があればよいと思っています。

その他には以下のような設定をしました。

電波出力は最小設定の 1mW としました。

SSID の発信を止めて少し発見しにくくしました。Clie と通信している間は SSID が流れてしまうので結局第三者から発見されてしまうのですが。

使用する無線LANカードの mac でフィルタリングをして、外部から侵入しにくくしました。しかしこれも mac 値が傍受されると意味がありません。

日本だけの14チャンネルで通信をすることとしました。昔は当然のようにあった14チャンネルですが、現在は世界的な流れからか13チャンネルまでしかりません。他のチャンネルとの干渉を避ける意味合いもあり、この14チャンネルを使用することとしました。

なんだかんだと対策を考えても、手練の無線LANクラッカーにかかればイチコロであることは明かです。一番よい対策方法は WPA2 が使用できない無線LAN機器による通信はしないことのようです。しかしなぜか Clie は有線LANカードに対応していないのですよね。有線の対応は電話のモデムだです。便利なのか不便なのか。