Buffalo LS-H640GL に搭載されていた HDD はゴミでした

電源ユニットを修理したことによって、起動することに成功していた LS-HGL (LS-H640GL)ですが、念の為、ハードディスク(SAMSUNG HD642JJ)を取り出して、単体での検査を行いました。その結果、使用不可能な故障品であることが判明しました。

ハードディスク検査中のサムスン製 HD642JJ です。

ハードディスクの検査状況

HGST DriveFitnessTest
我が家でハードディスクの検査でよく使用している HGST 製の DriveFitnessTest では、SMART Self Test のところで停止したまま、検査が終了しませんでした。検査開始より8時間を経過したところで中断しました。

SAMSUNG ESTOOL
サムスン製 の ESTOOL では、途中でセクタ・エラーとなり、全然進捗しない状況となってしまいました。そのため検査を中断しました。

ESTOOL での検査状況

HDAT2
不良セクタの検査で定評のある HDAT2 でも検査を行いましたが、不良セクタが大量発生しており、これもハードディスク全体の検査を終えるに長い時間を必要とするため中断しました。

HDAT2 での検査状況

ハードディスクの消去

不良セクタが大量発生している状況のため、ハードディスク全体をゼロで書き尽く方法で消去を行おうとしましたが、ESTOOL や HDAT2 の他、Active@KillDisk で消去を行おうとしましたが、途中で動作が明示的にエラーで停止したり、消去動作が進捗しなくなってしまいました。

結論

以上のことから、本ハードディスク(SAMSUNG HD642JJ)は、故障だと判断しました。個人的には、サムスン製のハードディスクの故障率の高さは数多く体験してきましたが、今回も期待を裏切ることはありませんでした(笑)。

故障していたサムスン製ハードディスク(HD642JJ)です。

Buffalo LS-HGL を入手

インターネット・オークションにて、バッファローの NAS 製品の LS-H640GL(以下 LS-HGL と記します)を入手しました。

今回入手したバッファロー LS-HGL です。

経緯

今までプロセッサに POWERPC 搭載の「玄箱」を中心にして NAS 製品をインターネット・オークションにて落札してきました。そろそろ目新しいものが欲しくなり、たまたま落札できたのが LS-HGL です。
ただし入手したものは、出品時より「電源が入らない故障品」として入手したものです。最悪は、保守用部品取りのマシンとなってしまう可能性のあるものでした。

動作確認

LAN ケーブルを接続して電源を投入すると、電源のランプは点灯しませんでした。しかし LAN のランプのみが、マルチキャストのパケットに反応して時折点滅する状態でした。さらに内部に残されていたハードディスクも動作していないようでした。明らかに故障状態でした。

動作確認中のランプの様子です。
電源ランプが点灯しませんでした。

分解

故障している状況が判明しましたので、早速分解することとしました。搬送にレターパック・プラスを使用していたことと、ほとんど緩衝材が入っていないこともあって、分解途中で、内部を固定する爪の破片がポロポロと落ちてきました。故障していることを前提とした簡易発送であったのですが、もっと他の発送方法を選べばよかったと反省しているところです。

分解した LS-HGL です。
ハードディスクは運悪くサムスン製 HD642JJ でした(涙)

故障原因の発見・修理

分解すると、すぐに故障の原因が判明しました。電源ユニットの電解コンデンサ(SAMXON 2200μF/10V)が破裂していました。

電解コンデンサが破裂していた電源ユニットです。

ちょうど手元に新品の電解コンデンサ(ニッケミ KMG 2200μF/10V)があったため、これと交換することとしました。

RTV ゴムで固定されていた電解コンデンサを取り外して、新しい電解コンデンサに交換するところです。
新しい電解コンデンサへ置き換えた電源ユニットです。
この状態で電源電圧が正常に出力されることを確認しました。

掃除

せっかく分解したこともあり、筐体を水洗いしておきました。今回は電解コンデンサの電解液と思われる汚れも付着しており、プラスチック部品はレンジ周り用アルカリ洗剤でしっかりと洗浄しておきました。

洗浄中の LS-HGL のプラスチック部品です。

動作確認

電源ユニット単体の状態で出力コネクタの部分に 5 ボルトと 12 ボルトが出力されていることを確認しました。その後、金属フレームへ電源ユニットやハードディスクなどを取り付けて動作確認を行いました。正常に動作を開始したようで、パソコンから LS-HGL のディスクへアクセスすることができました。

電源ユニットの修理の後に動作確認を行っているところです。

今後の予定

ハードディスク単体の試験などを行う他、LS-HGL のボードへシリアルコンソールのピンヘッダの取り付けなどを予定しています。そして Debian Jessie をインストールしたいと思っています。ARM 系のインストールは初めてのことなので、いろいろ事前調査を行って作業をしたいと思っています。

FreeBSD 9.3 の p40 (ntp) アップデート

FreeBSD 9.3 へ p40 アップデート(ntp)が到着しました。今回は ntp でした。何度か ntp のアップデートが行われましたが、まだまだセキュリティ上の問題が残っていたようです。

FreeBSD-SA-16:16.ntp
Multiple vulnerabilities of ntp
https://www.freebsd.org/security/advisories/FreeBSD-SA-16:16.ntp.asc

/usr/src/UPDATING の内容

20150429        p40     FreeBSD-SA-16:16.ntp

        Fix multiple vulnerabilities of ntp.

ソースツリーの更新

subversion でソースツリーを更新しました。ntp 関係だけで 189 行におよぶ更新がありました。

# svn update /usr/src
Updating ‘/usr/src’:
G    /usr/src/UPDATING
U    /usr/src/contrib/ntp/ChangeLog
U    /usr/src/contrib/ntp/libntp/work_thread.c
U    /usr/src/contrib/ntp/ntpd/invoke-ntpd.texi
U    /usr/src/contrib/ntp/libntp/Makefile.in
U    /usr/src/contrib/ntp/libntp/authkeys.c
U    /usr/src/contrib/ntp/libntp/is_ip_address.c
     ↓
     ↓
U    /usr/src/usr.sbin/ntp/config.h
U    /usr/src/usr.sbin/ntp/doc/ntpd.8
U    /usr/src/usr.sbin/ntp/libntp/Makefile
Updated to revision 298783.

カーネルとユーザランドの再ビルド

今回のアップデートでは、ユーザランドの再ビルドが必要です。

# cd /usr/src
# make buildworld

ユーザランドのインストール

# make installworld

マシンの再起動

# reboot

NTT FT-STU-Bng を入手

NTT の USB 型無線 LAN アダプタの FT-STU-Bng を入手しました。

今回入手した NTT FT-STU-Bng です。

概要

親指先ほどの大きさの USB 型無線 LAN アダプタです。
無線 LAN の特性は、2.4GHz 帯の IEEE 802.11 b/g/n 対応となっています。内部のチップには Ralink 社の RT2870 が使用されている模様です。

NTT FT-STU-Bng の背面表記の様子です。

デバイス ID を追加してビルド

Debian Jessie が稼働しているパソコンへ本機(FT-STU-Bng)を装着してみたところ、なんの反応もありませんでした。デバイス ID (0411:0192)が登録されていない模様でした。そこでデバイス ID (0411:0192)を rt2800usb ドライバ・モジュールへ追加してビルドすることとしました。なおデバイス ID のベンダーコードの “0411” を見てのとおり、バッファローが製造委託された製品のようです。また lsusb コマンドでも Buffalo の名前が読み取れます。

動作確認

FT-STU-Bng のデバイス ID を追加してビルドし直した rt2800usb.ko をカーネル・モジュールとしてインストールした後、動作確認を行いました。ちゃんと認識をして rt2800usb.ko ドライバ・モジュールで稼働しました。

稼働中は、本体先端の内側から青色の LED ランプが点灯していました。

動作中の NTT FT-STU-Bng のランプの点灯状況です。

ダウンロード

今回ビルドしたドライバ・モジュールを「Debian 用ドライバ保管庫」へアップロードしています。自由にダウンロードして使用してください。ただし自己責任でお願いいたします。

該当する Debian バージョンのホルダの中にあるドライバ・モジュールの rt2800usb.ko をダウンロードするか、私がビルドしたドライバ・モジュールを一纏めにした圧縮ファイル(tar.gz)をダウンロードして使用してください。このドライバ・ モジュールを一纏めにした圧縮ファイルのダウンロードをお奨めします。

ドライバ・モジュールを一纏めにした圧縮ファイルの場合、解凍後、ドライバ・モジュールのインストール・スクリプト modules-update.sh を特権ユーザで実行させると、自動的にドライバ・モジュールをインストールしてくれます。

$ tar zxvf Jessie-wifi-modules_pack.tar.gz
$ su
# ./modules-update.sh

Debian Firefox 46.0 へアップグレード

mozilla.debian.net で配布している Debian 用 Firefox が 46.0 へアップグレードしました。

Firefox リリースノート
バージョン 46.0 — 2016/04/26 リリース

https://www.mozilla.jp/firefox/46.0/releasenotes/

Firefox 46.0 へのアップグレード通知
Firefox 46.0 のクレジット表示

この他、一般の Debian 配布の Iceweasel は 38.8.0esr へアップデートしました。

NEC Lavie LL370/E へ Debian Jessie を再インストール

メモリカード不良が発生していた NEC LaVie LL370/E へ Debian Jessie の Xfce4 をインストールしました。

経緯

メモリ異常のためか個人ファイルだけでなく、システムファイルにも障害が発生していました。復旧を試みましたが、なかなか思うように復旧が進みませんでした。日頃使っていないパソコンということもあり、新規にインストールし直すこととしました。

Debian Jessie の再インストール

再インストールに当たって、デスクトップ環境は前回パフォーマンスの良かった Xfce4 としました。インストールそのものは順調に終了しました。

Debian Jessie の Xfce4 デスクトップをインストールした LaVie LL370/E です。

サウンド関係のトラブル

いろいろと個人的な環境を設定を終えたころ、音声(サウンド)が出力されないことに気づきました。

以前のインストール記事を参照してみると、Gnome3 の環境で Pulseaudio のコントローラで、「アナログヘッドホン(アンプなし)」で動作していました。

NEC LaVie LL370/E へ Debian Jessie をインストール
http://near-unix.blogspot.jp/2015/05/nec-lavie-ll370e-debian-jessie.html

そこで早速同じ設定をしようとしたところ、Alsamixer は存在しましたが、Pulseaudio のコントローラは見当たりませんでした。そこで Pulseaudio のコントローラである pavucontrol をインストールしました。

# aptitude update
# aptitude install pavucontrol

すると [アプリケーション]-[マルチメディア]-[PulseAudio  音量調整] としてインストールされました。

これで Gnome3 の時と同様に「アナログヘッドホン(アンプなし)」を選択してみましたが、音声は出力されませんでした。

PulseAudio のコントローラ

問題点対策

認識されている関連チップとしては SiS SI7012 (AD1981B) ということで、カーネル・モジュールは、snd_intel8x0 が使用されていました。この snd_intel8x0 カーネル・モジュールは、過去にも他機種のパソコンでスピーカとヘッドホンの入れ替えを行ったことのあるチップです。メーカの設計によって様々なバリエーションが存在しているようです。そのため多くのオプション設定ができるようになっています。このオプション設定のうち、音声アンプ回路のオン・オフする部分を負論理にする “ac97_quirk=inv_eapd” が適応しました。上記のとおり、Gnome3 の時に「アンプなし」で音声が出力されたことからも合致します。なおこの設定を行った時には「アナログヘッドホン/アンプ」を選択します。

オプションの設定は以下の通りとしました。音声アンプ回路のスイッチの設定の他、電話回線のモデムも使用しないことからモデム用のカーネル・モジュール(snd_intel8x0m)をブラックリストへ追加して読み込まないようにしました。なお今回の設定ファイルの名前は ll370e.conf としました。そして設定を反映させるためにマシンを再起動させました。

# vi /etc/modprobe.d/ll370e.conf
options snd-intel8x0 ac97_quirk=inv_eapd
blacklist snd_intel8x0m

以上により、音声(サウンド)が出力されるようになりました。

音声が出力されるようになった LaVie LL370/E です。

その他 Alsamixer の [スイッチ] の中の [Headphone Jack Sense] の項目にチェックを入れると音声が出力されなくなりました。音声が出力されないときには、この部分もチェックが必要です。

[Headphone Jack Sense] の項目にチェックを入れない

FreeBSD Asterisk のアップデート

FreeBSD の ports へ Asterisk のアップデート(1.8.32.3_6 から 1.8.32.3_7 へ)が到着しました。

portmaster でビルドを行ったところエラーが発生して、インストールが中断してしまいました。

tcptls.o: In function `__ssl_setup.part.3′:
tcptls.c:(.text+0xc59): undefined reference to `SSLv3_client_method’
collect2: error: ld returned 1 exit status
Makefile:183: recipe for target ‘asterisk’ failed
gmake[1]: *** [asterisk] Error 1

なお、今まで気づかなかったのですが、すでに Asterisk 1.8 系は、昨年 2015-10-21 に開発終了(EOF)となっていました。FreeBSD の ports も 2016-04-30 以降に削除予定となっていました。

Asterisk 1.8 reached EOL on 2015-10-21.

It is scheduled to be removed on or after 2016-04-30.

そこで、上記のエラーの回避を考えるのではなく、新しくAsterisk の 11 系か 13 系へ移行を予定しています。