Damn Small Linux (DSL) の apt-get など

ThinkPad 365X へインストールして使用中の Damn Small Linux 4.4 ですが、もう古い OS のため、リポジトリの URL などが移転・変更・消失してしまっているようです。また apt-get コマンドの使用を考えていないのか必要なディレクトリも用意されていないので、この辺りの整備を行いました。

/etc/apt/sources.list は次の一行のみを追加して、その他はコメントアウト(行頭へ # を挿入する)します。

deb http://archive.debian.org/debian-archive/debian sarge main contrib non-free

次に不足しているディレクトリやファイルを作ります。mkdir コマンドのオプション -p は、ディレクトリ・ツリーも一緒に作ってしまうものです。

# sudo mkdir -p /var/lib/apt/lists/
# sudo touch /var/lib/apt/lists/lock
# sudo mkdir -p /var/lib/apt/lists/partial/
# sudo mkdir -p /var/cache/apt/archives/partial/

これで apt-get の準備ができました。update コマンドで apt のツリーを更新しておきます。これは一度切りで十分です。なぜならもう更新元の archive.debian.org 自身も更新しないからです。

# sudo apt-get update

この後、必要とするアプリケーション・ソフトウェアをインストールすることができます。私は ThinkPad 365X の時刻合わせのために ntpdate をインストールしました。

# sudo apt-get install ntpdate

こうして少しずつ使える Thinkpad 365X へ仕立てていますが、如何せん古すぎる・遅すぎるマシンの宿命で、firefox を立ち上げてもその遅さに呆れ果ててしまっています(笑)。何となく X 上で GUI での操作ではなく、CUI 主体で操作する方向へ持って行った方が良さそうな気がしてなりません。

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Damn Small Linux (DSL) で swap を作る

昨日 ThinkPad 365X へ Damn Small Linux 4.4 をインストールする記事を紹介いたしました。

ここで第一パーティション (/dev/hda1) に DSL をインストールするためのファイルをコピーしてハードディスク・インストールを行いました。今日はこの第一パーティション (/dev/hda1) を開放して linux-swap として設定する内容を紹介します。もちろん私の備忘録をかねています♪

fdisk コマンドで第一パーティション (/dev/hda1) のシステム ID を 83 (linux) から 82 (linux-swap) へ変更します。詳しい操作方法は別途調べてください。

# sudo fdisk /dev/hda

次に mkswap コマンドで swap 領域を作ります。

# sudo mkswap /dev/hda1

これで再起動させると swap が設定されます。再起動させないで swap を使用したい場合には swapon コマンドを使用します。

# sudo swapon /dev/hda1

逆に swap の使用を中止したい場合には swapoff コマンドを使用します。

# sudo swapoff /dev/hda1

私は、swapoff コマンドをハードディスクのパーティション操作を GParted などを使って行うときに swap の使用を一時的に中止する場合などでよく使っています。滅多に使うことはありませんが覚えておく(メモしておく)と便利なコマンドです。

ちなみにメモリの使用量やスワップの使用量を確認するのは free コマンドです。

# free

ThinkPad 365X へ Damn Small Linux 4.4 をインストール

CD ブートが出来ない古いノートパソコンにおいて BasicLinux を経由してのインストールが出来るかどうかの可能性を確かめるために ThinkPad 365X へ DSL 4.4 JP (Damn Small Linux) をインストールしてみました。

結論から言えば手間は掛かりますが、インストールができました。これで CD ブートの出来ない古いノートパソコンへもいろんな OS をインストール出来るのではないかと考えています。

さて手順ですがフロッピーディスク二枚組の BasicLinux 3.5 で ThinkPad 365X を起動させます。
ネットワークの設定は以前紹介した ThinkPad 560 の時と同じです。使用した有線 LAN アダプタはプラネックスの FNW-3600-TX です。次の順番でコマンドを実行すればネットワークの設定は完了です。

# insmod pcmcia_core
# insmod i82365
# insmod ds
# cardmgr
# udhcpc

次にハードディスクの設定です。fdisk コマンドで設定を行います。第一パーティションには linux-swap を設定して、第二パーティションへ DSL をインストールします。しかしいきなり第二パーティションへ DSL をインストールするのではなく、一旦第一パーティションを ext2 フォーマットしておいて、ここへ DSL の CD の中身をコピーしておいて、この第一パーティションから起動させた DSL によって第二パーティションへハードディスク・インストールを行う順番となります。ハードディスク・インストールが完了して動作確認が済んだところで第一パーティションを linux-swap へと変更します。

fdisk コマンドで第一パーティションにおよそ 168MB ほど容量を確保した後、残り全部(およそ 1.2GB )を第二パーティションに設定しました。

# fdisk /dev/hda
/dev/hda1 1 21 168651 83 Linux
/dev/hda2 22 175 1237005 83 Linux

第一パーティションと第二パーティションを ext2 フォーマットします。GRUB で起動させるとき、ノードサイズのパッチが当たっていない GRUB を使用する可能性もあるためノードサイズを128に指定してフォーマットしておきます。オプションは大文字のアイ i ですので注意してください。

# mke2fs -I 128 /dev/hda1
# mke2fs -I 128 /dev/hda2

ext2 フォーマットが終了した第一パーティションをマウントさせます。

# mount /dev/hda1 /hd

ここまでで ThinkPad 365X の準備は出来ました。次に DSL のファイルを送り出す母艦となるマシンの設定です。もちろん母艦は CD ドライブなどが必要となります。私の場合、普通のデスクトップ・マシンを使用しました。

母艦のマシンを Puppy Linux 5.2.8 などで起動させます。FTP サーバーを簡単に設定できる Linux を使用すると便利です。
メニュー>ネットワーク>FTP サーバーで FTP サーバーを起動させます。そして CD ドライブへ DSL 4.4 JP の CD を挿入してマウントさせます。私の場合、/dev/sr0 へマウントされました。これで DSL のファイルを送り出す準備も完了しました。

再度 ThinkPad 365X へ戻って、母艦から DSL ファイルを FTP でダウンロードしてきます。BasicLinux の wget コマンドでダウンロードしてきます。母艦の FTP のユーザー名とパスワードは、標準(デフォルト)で root : woofwoof となっています。これを使ってパスワードアクセスを行います。具体的には次のようになります。

# wget ftp://root:woofwoof@母艦IP/mnt/sr0/KNOPPIX/KNOPPIX

第一パーティション (/dev/hda1) の中に次のようにファイルをダウンロードしてきます。

/linux24
/minirt24.gz
/german.kbd
/KNOPPIX/KNOPPIX

これで ThinkPad 365X の準備も終了です。後はフロッピーディスクで GRUB を起動させるだけです。フロッピーディスク起動の GRUB は母艦で事前に作成しておきます。

GRUB をフロッピーディスクで起動させてコンソール表示となったところで次のようにコマンドを入力して行きます。英語キーボードの配置となっているため「=」キーはすぐ右隣の「^」キーで入力することに注意してください。

grub> root (hd0,0)
grub> kernel /linux24 root=/dev/hda1 vga=normal noacpi noapm dma=on noscsi frugal lang=ja
grub> initrd /minirt24.gz
grub> boot

これで DSL が起動して行きます。途中設定の設問がありますのでそれに答えて行きます。

USB マウス=no
PS マウス=yes
xvesa
800×600
24bit
dpi=no
jp106 など

DSL が起動したところでいよいよハードディスク・インストールを行います。

メニュー(DSL)>アプリケーション>ツール>ハードディスクへインストール

ハードディスク・インストールは第二パーティション(/dev/hda2) へ行います。この DSL のインストーラーは自動的にインストール先のパーティションをフォーマットしてしまいますので注意が必要です。インストール中の設問には次のように答えておきました。

パーティションを新たに確保するか=no
インストール先=hda2
フォーマット=ext2
ブートローダー=grub など

ハードディスク・インストールが終了したら、再起動させてみます。GRUB が起動して DSL のブートメニューが表示されるはずです。一番上の DSL を選択して起動させると再度設問があり、これに答えて行くと起動は完了します。

晴れて DSL が起動完了すればインストールは成功です。再インストールの可能性が無いと判断したところで第一パーティション(/dev/hda1) を fdisk コマンドを使って linux-swap へと変更しておけばスワップも準備できます。

これと同様の方法を使用すれば他の Linux もインストール可能だと思います。